被観賞者はどっぷり浸る

『被観賞者はどっぷり浸る』(2003)
鑑賞者が作品を「見る」という行為と、その姿を作者が「見る」という行為と、その造形物が完成するまで未完成状態のモノを「見る」という行為から思い付いたパフォーマンス作品。
展覧会の会期中、昼間は造形物を展示し、夜間にそれを使ってパフォーマンスを行った。
被観賞者ポスター
動画はこちら(23分16秒)

物語的な要素をかなり入れたが、いま見返すと何の物語だったのか…面白いほどに不明。

ちなみに造形物には、人が入られるように作ってある。
そして作りながらも「これに入って動くのは大変だなぁ。俺は入りたくないなぁ。」と思って制作していたのはよく覚えている。
ちょうど手頃な後輩がいたので先輩の特権を利用して入らせてみた。
やはり最初は辛そうだったが、いつのまにか頭がおかしくなって「楽しくなってきました!」と元気に答えていたのもよく覚えている。
この造形物が足を出して動いているのが、非常に面白かったのでちょっと嫉妬したのもよく覚えている。
*そんな頭のおかしい後輩「山田歩」は現在ダンサーとして活動中。

昼間はこんな感じで展示中
ヒカンショウシャ