『暴発寸前のジャステイス@新宿シアタートップス』

ほぼ素舞台でのセット。
予算、仕込み時間、搬入サイズ、etc…いろんな制約があったのだが、それが制作において取捨選択を明確にしてくれた。
最終的に実現したいものが何かを、制作過程の中で改めて学んだ舞台美術だった。
今回も照明家の坂本明浩さんには、様々な角度から光を照らし遊んでいただき、沢山の表情を作って貰い感謝。

終演後の舞台 <写真提供:坂本明浩(照明家)>

使用材料:木材、金網、ソフビ人形、布きれ、端材、パッキン、トレーシングペーパー、ミラーフィルム

ぽこぽこクラブはまるで立て看板のようによく字を書く。
手書きに潜んだ生々しいエネルギーの祝祭性に魅了されているのだと思う。

開場中

地図が剥がれる前の舞台装置写真

今回は舞台下の奈落もセットの一部として利用
照明の当て方でいろんな表情を見せる地図

地図が剥がれていく段階の舞台装置写真

剥き出しになった舞台美術も光によって表情が変わる

地図が剥がれた後の舞台装置写真


稽古場風景と舞台美術の制作写真

木枠に金網を張り、そこにソフビ(*ソフト塩化ビニールの略称)人形を括り付ける
地図の素材はトレーシングペーパーとミラーフィルムを貼り合わせたもの
約500体くらいのソフビ人形
明かりと装置の絡み合いを見る稽古場実験

初期段階の舞台イメージのスケッチ


装置を吊るす案も当初はあった
ごちゃごちゃしているのはソフビ人形