祭りの前にゲン担ぎ

虚構の劇団:第8回公演『イントレランスの祭』初日まであと4日後に迫りました。
今日からは劇場で本番に向けて明かりを作ったりします。
そこで恒例のゲン担ぎを!
今回白羽の矢を立てたトンカツ屋さんは「かつ精」。
劇場前の通り沿いにあるトンカツ屋さんです。
店内は4人がけのテーブル席3つと、カウンターが10席。

夜は1,500円〜のメニューなのですが、時間的にランチだったので覗いてみるとやっていましたランチ定食。
ロースカツ定食、ヒレカツ定食ともに900円。
平日のお昼時ということも有り、サラリーマンの方やキャリアウーマンの方が午後の仕事に向けてスタミナを補充していました。
愛嬌の良い揚げ氏の親父さんとチャキチャキ女将さんに、寡黙な仕事人(野球でいえばセカンドタイプ)の奥様、トライアングルフォーメーションの客捌き。
長年やっている手際の良さが伺えます。

近頃寒くなってきたので温かいお茶が嬉しいです。
お茶をすすると、トンカツに恋い焦がれる沸点を静めてくれます。
一口目のトンカツに気持ちの爆発を持って行く為に、ここではまだ心穏やかである必要が有ります。
「芸術の秋」とはそういった感情の起伏を楽しむ物なのです。
とか何とかいろいろな事に酔いしれている間に…

揚がりました!
もちろん私はロースカツ定食。
ランチならではのバランスの良い量。
6カットのトンカツ。

断面チェック!
きっちりと左端に脂身を従えて衣を纏っております。
美味しいトンカツです。

さて味の批評が「美味しい」という一言で済ませてしまっていますが、普通に美味しいのです。
これは決して感動が薄かったのではなく、むしろトンカツというものをさらっと生活のワンサイクルに取り入れてしまったかのような安心感。
添えられたキャベツも丁寧な千切りですし、米も艶立っていますし、白味噌の味噌汁もトゲの無い口当たり、そしてきんぴらとゴボウとお漬け物。
ランチならではなのかもしれませんが、非常にバランスの良いプレートなのです。
「トンカツを食べた!」という充足感だけで心身が満たされるよりも、その一歩手前でまだ心身に隙間を残してくれる。
つまりこれは「トンカツを食べた!」という一瞬の輝きに心身を奪われる物ではなく、トンカツを食べた後の余韻が「身の回りの風景をあなたは如何に感じますか」という、トンカツからの問いかけだったのです。
芸術の秋、トンカツの秋…。
我思う故に我有り。
カツ思う故に我有り。

心身の隙間を残された私は、晴れ渡った空を見上げて「ん〜すっかり秋だねぇ」としみじみ感じるのです。
うそです。
しみじみ感じたのは「もうすぐ本番だねぇ」でした。

この場を借りて『イントレランスの祭』を宣伝。
11月3日、10日の土曜日の昼間、11月4日、11日の日曜日は残り5枚を切っております。
チケットご用意できますので是非とも応援よろしくお願いします。

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