トンカツ党首の名にかけて…。

もうすぐ本番が始まります。
「稽古納めでどっか飲みに行かない?」と聞かれましたが、私は「今日はトンカツを食べるのでお断りします」と即答。
この日ばかりは“NOと言えない日本人”ではありません。
トンカツという大義名分を背負っている私の侍魂には、どんな外交官もお手上げです。
ということで、私が毎度恒例にしている劇場に入る前のゲン担ぎ。

そして魔法の言葉『トンカツ』に劇団員も大きく心を揺さぶられたようです。
なんと11人の役者のうち10人がトンカツを食べたいと手を挙げたのです。
一名だけ「脂身がダメなの…」という事で辞退しました。

私はこの一名の勇気ある発言を耳にしたとき、改めてトンカツの存在に偉大なものを感じました。
トンカツに対して自分の気持ちを素直に語ったのです。
“何となく皆とお食事に行きたいから私も行く”っていう、ヌルい気持ちでは手を出せない料理です。
この辞退者の発言は、裏を返せば『トンカツ』に対して敬意を払っているといっても過言ではありません。

トンカツという響きだけで足を運んでしまう事は、もはや思想統制です。
我々は『脂身』を食べるのです。
そして10名の者が、トンカツがどういう料理なのかをしっかりと考えた上での賛同に、民主主義のあるべき姿を垣間みました。
このようにトンカツという言葉を巡っての有意義な考察は、改めてトンカツの素晴しさを私に教えてくれた出来事でした。
どのような意見があろうともトンカツは皆を平等に愛してくれるはずです。

恐ろしく前置きが長くなりました。
ということで、私が皆を先導してトンカツ屋に行く事に。
さて10名が入れるトンカツ屋さんを探すのはなかなかの苦労です。
ここまで皆を期待させておいて、入れませんでしたとなると、その落胆ぶりの大きさは一目瞭然です。
ここで私がマニフェストを破れば、トンカツ政権が一気に崩壊する恐れもあります。
これはトンカツに様々な思いを捧げてきた私の人生に幕を下ろすことであり、それだけは避けねばなりません。
(ちなみに私、トンカツ党首のマニフェストは「劇場に入る前にトンカツを食べる」です)

ということで西新宿にある『にいむら』というトンカツ屋さんに絞りました。
何店舗かあるちょっとしたチェーン店で、私も始めてのトンカツ屋さんです。
以前、外から店内を見たところカウンターではなく席数が多かったので行けるかな?と踏んでの一か八かの訪問です。

入れました!
奥に座敷があり10名も余裕の広さです。
これでトンカツ政権も安泰です。

さてさて、私が注文するのはもちろん『ロースカツ定食』です。
ちゃんと脂身を食べるのです。

ご飯、キャベツおかわり自由で1,450円です。
お皿におかわりキャベツを惜しみなく盛ってくれます。
最近キャベツの値段は高いのに…素晴しい!

さて恒例の肉厚チェック。

かなりの分厚さです。
つまんだお肉の左4分の1。
お分かりでしょうか?
脂身が惜しみなく入っています。
これです!
この下品な感じがトンカツの醍醐味なのです!!

チェーン店ということで、実は不安を感じていたのですが、やっぱりトンカツの神様は裏切りませんでした。
お腹も心も一杯になり外に出ると…。

劇団員も大満足してくれた様です。
皆を平等に愛するトンカツの偉大さに感服しました。

ということで今回のゲン担ぎも無事に終わりました。
もうすぐ本番です。
むしろ本来はこっちの舞台情報の方をきちんとインフォするべきなのでしょうね。
このHPからもチケットの手配致します。
お問い合わせフォームから受け付けていますのでよろしければ是非!

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